起 ~introduction~
ブログ開設したばかりなので自己紹介をば...
私は そー と申します。
筑波大学作曲サークル「Tsukuba DTM Lab.」に所属し、
このサークルは毎月無料ダウンロードできるEP*2をインターネット上に配信しております。
春・秋には音系・メディアミックス同人*3即売会M3にて有償CDを頒布してます。
どうぞTsukuba DTM Lab.(略称TDL*4 )をよろしくお願いします。
さて、なぜこの段階でブログを始めたかというと...
こちらですね。
12/1 ~ 12/25 の期間中、毎日誰かがブログを書いてリンクをこちらに送るという企画なのですが、ブログを立ち上げたのはこれに参加するためです。
「アドベントカレンダーってなに?」についてはJackit先輩が12/4の分のブログ記事を書いてくださっているのでそちらをご覧ください!
それで、このブログタイトルは何なのか。
深層の引力
人が踏み入る事のできない、立ち入る事にリスクを伴う領域とはしばしば未知であり、(ある種の人間*5に対して)不思議な引力を持つものです。
そのひとつが夢。
有名なものにルイスキャロル『鏡の国のアリス』や絵本『おしいれのぼうけん』、フリーゲーム『ゆめにっき』などの作品がありますが、これらは "子どもの夢" を題材とした作品のように感じます。
この3作品の共通点を挙げるならば "脈絡のない場面転換" です。
皆さんも子どもの頃にそのような夢を見た経験はありませんか?
私*6はこのような子ども特有の夢が孕んだ狂気が好きです。
例えば粟岳高弘先生の作品は上述の雰囲気にSF要素が絡んでいる上に時代背景は昭和なのでどストライクでした。*7
またkashmir先生の『てるみな』は猫耳の可愛らしい女の子が電車に乗って外出する話ですが、時偶見せる景色の恐ろしい表情や異様な人々とのミスマッチがたまりません。
panpanya先生の作品*8は複雑に描き込まれた背景に対して人物が簡素に描かれており、周りの不気味さを際立てています。
最近アニメ化で話題になった*9『メイドインアビス』にも "行っては戻れない" といった物語の中核を担う設定があります。
作中で登場人物の一人がオース*10のアビス*11信仰について「アビスは未知であるから神たり得る。」と述べています。「簡単に行って帰ってこれるようではアビスの神秘性は失われる。」と。
「憧れは止められない」というフレーズも散見されます。これはまさに未知への引力と いうべきものではないでしょうか。
未知を恐れるという動物本来の本能から考えると、冒険心や怖いもの見たさの根底にある "未知への憧れ" は恐怖を享楽とするニンゲンの性か、はたまた未知を恐れるあまり未知を暴かんとする逆説的衝動か。
存外我々の人生は狂気に動かされている...
といった妄想が好きなのでこんな感じのブログタイトルです。
不定期更新でやっていこうと思います。
ですので一日に何度も更新するかもしれませんし、
永久に更新されないかもしれませんが
まあ頑張って続けます。
どうぞよろしく〜〜〜
*1:Desk Top Musicの頭文字をとったもの。要はコンピューターで音楽を作ること。
*2:ミニアルバムのようなもの。
*3:一応記しておくが、同人(どうじん)の意味は「志・好みを同じくする者。同好の士。仲間」である。決してえっちな本ばっかりではない。
*4:千葉県にあるネズミの国ではない。
*5:ドM??
*6:ある種の人間。
*7:平成生まれ故の昭和への憧れか、あのノスタルジックな感じが好きです。
*8:この人の作品の本領は背景だけではなく、それも踏まえたしっかりとしたテーマがあり最後はストンと綺麗にオチるところだと思っています。
*9:つい先日2期制作が決定した。見ましょう。
*10:大穴のある街の名前。
*11:大穴。巨大な縦穴。